トランス脂肪酸入りの危険な食べ物マーガリン―手作りパンやお菓子は大丈夫?

      2017/09/21

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あなたを蝕む危険な食べ物―私はトランス脂肪酸を拒否する!

前回は「健康にいい食べ物がいい人生を作る?体と心に効く食べ物を知ろう!」ということで、あなたの心や体に「良い影響」を及ぼす食べ物について取り上げました。

 

今回は反対にあなたに「悪い影響」を与える食べ物について取り上げたいと思います。

 

もちろん、あまりに多くの食品があらゆる観点から評価されたり、批判されたりしている現代の情報社会では、時には行き過ぎた批判や、逆に行き過ぎた過信をしてしまうことも事実です。

 

「◯◯が体に良いスーパーフード」と言われれば人々はすぐにそれに飛びつきます。

反対に、「◯◯が体に悪いから食べちゃダメだ」と言われれば、一斉にその害悪に関心を寄せます。

 

その中でも、皆さんに関心を持っていただきたいのは、もっとも身近な食品たちに当たり前のように使われているある成分です。

 

あなたの食生活にも大いにかかわりのあることです。

 

特に日本食から遠く離れ、欧米的な食生活をしている現代の若い人たちにしっかりと考えて欲しい危険性を持った成分なので、これを読んでこれからの食事をどう選択していくのかをじっくりと考えてみてください。

 

トランス脂肪酸とは?

トランス脂肪酸とは、ごくごく簡単に分かりやすく説明すると「常温下で液体である油脂を、常温でも固体として使えるようにするため、水素を添加して人工的に硬化させる際に生まれる副産物的成分」です。

 

この成分を日常的に多く摂取していくと、悪玉コレステロールを増加させて心臓病のリスクを高めたり、アレルギーのリスクを高めることが分かっています。そのためアメリカの食品医薬品局は、2015年6月の段階で「トランス脂肪酸の食品への添加を3年以内に全廃する」と発表しました。調査の結果「安全とは認められない」という結論に達したのです。

 

心疾患やアレルギーだけでなく、動脈硬化や認知症、免疫機能低下、不妊、アトピーなのへの悪影響も指摘されています。

 

日本では何か規制はあるの?

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アメリカを始め、世界的に食品の裏の表記にトランス脂肪酸の量を明記する国が増えてきていますが、日本ではそもそも「トランス脂肪酸の平均摂取量がWHOの基準より少ないから」という理由で規制を設けていません。「気にしすぎだ」「(平均値の違う)アメリカと同じにする必要はない」などの声も聞かれますが、それは危険な考えだと思います。

 

なぜならトランス脂肪酸を「多く」摂取しているのは現代の子供・若者たちだからです。

 

これはどういうことでしょうか。

以下でトランス脂肪酸がどのような食材に含まれているのかを見ていただければ納得いただけると思います。

 

トランス脂肪酸はどんな食材に含まれる?

トランス脂肪酸の代名詞とも言えるのが、まずは「マーガリン」「ショートニング」です。

 

「我が家はマーガリンとかそんな食べないから大丈夫」と思ったそこのあなた。

 

あなたやお子さんが普段食べているコンビニのパンやお菓子の裏を見てください。マーガリンやショートニングの文字があるはずです。また、クリームや冷凍食品にも多く使用されています。インスタント食品やレトルト食品の裏面も要チェックです。

 

そうなのです。普段の食卓に上らないからと言って安心していると、子供たちはもらったお小遣いで毎日コンビニのパンやお菓子を食べているかもしれません。あるいは家族でファストフードやコンビニ食に頼ることが多い場合は、よりトランス脂肪酸にさらされる確率が高くなります。

 

もちろん日本にはトランス脂肪酸など気にしなくてもいい食事層の方も多いかと思いますが、欧米化している現代日本ではむしろ「アメリカが禁止している成分」は積極的に排除していくべきではないかと思います。なぜなら日本のコンビニ&ファストフード市場は、マーガリンやショートニング、ファットスプレッドなどのトランス脂肪酸含有量の多い食材を使った商品に溢れているからです。

 

特に揚げ物はショートニングを混ぜた油で揚げるとカラッと上がるので人気です。

パンやケーキはバターの価格高騰で、マーガリンを使った商品が多くを占めます。

 

また、気を付けたいのが「家庭でのお菓子やパン作り」での油脂の使用です。

 

 

家庭での「手作りパンやお菓子」の危険?

ご家庭で頻繁にお菓子作りやパン作りを楽しむ場合、バターを毎日のように使用していると家計に響きます。そこで、安価で手に入れやすいバター風味のマーガリンを代用品として使用する方が多くいらっしゃいます。

 

また、お菓子にはもともとレシピにショートニングと書かれたものも多いでしょう。

 

たまに使うのならまだしも、トランス脂肪酸の割合が高い人工的な「硬化油」であるマーガリンやショートニングは、頻繁に使うのは大変危険です。(そのご家庭ではアメリカの平均と同じ結果となるでしょう。)家族の口に入る「手作りの、安全な」パンやお菓子のつもりで作ったものが、実は悪玉コレステロールを増やし、健康を害していたなんて、とても悲しい出来事です。

 

バターの価格高騰は本当に痛いです。しかし、バターの美味しさは他に代えられません。たまには奮発して美味しいバターを買ったり、それ以外の日には油脂を使わないレシピを使うか、バターの代わりに安全な油脂(EVオリーブオイルや亜麻仁油など)を代用するなどして工夫しましょう。

 

油=悪ではない

 

誤解しないでいただきたいことは、「油(油脂・脂肪)」自体が悪ではないということです。

 

何が悪いかといえば、人工的な圧搾方法の過程で熱が加わったり、あるいはマーガリンやショートニングのように水素が添加される過程でトランス脂肪酸が発生したり、または原材料自体が(いまだ長期にわたる安全性が不確かな)遺伝子組み換えのものだったりと、天然の「ありのままの油脂」ではないこと。

 

それに加え、どんなに良い油でも「摂りすぎ」は体に良くないということ。この2点を忘れなければ、「油脂」自体は人体にとって欠かすことのできない大切な栄養素なのです。

 

良質な油脂は肌や髪の美しさを保ち、便通を促し、体に潤いを与えてくれます。脂肪が不足すると体温調節がうまくいかなくなったり、エネルギー自体が低下します。

 

また魚に含まれるDHAは脳の神経細胞を作る働きがあったり、動物由来の油脂に含まれるコレステロールも実は血管の細胞膜を作っていたりするのです。一般的には嫌われがちな油ですが、ただただ排除すべきものではありません。

 

生活の中で、いかに「悪い油」を自らの意志で拒否し、良質な油を選び取っていくか。

これは、生活を回すお母さんお父さんの手にかかっています。

ぜひ学校や塾の帰り道にお腹がすくだろうからとコンビニでパンを買うお金をお子さんに渡しているご両親は、ぜひお子さんと「健康」について話し合う機会を持ってみてください。

 

以上、今回は私たちの身近に潜む「トランス脂肪酸」の危険性についてご紹介いたしました。

 

すべてを一気に変えることは難しいかもしれませんが、小さな蓄積はやがて大人になったときに「後悔しても遅い」大きな蓄積になってしまうということを、ぜひ一度真剣に考えてみてください。

 

 

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